データベースの使用にあたり、開発者はさまざまなユーザーを作成し、これらのユーザーを通じてデータベース操作を実行します。ユーザー作成時には、一定の規則に従ってユーザー名を付けることが望まれます。本記事は、開発者がデータベース内のユーザー名を規範化するのに役立つことを目的としています。本記事の命名ルールはすべて推奨事項であり、開発者の参考となるものです。
本記事で紹介するユーザー名の命名規則は、ユーザー機能に基づいて分類されており、異なる業務では異なるシナリオに応じて分類することができます。本記事はあくまで一例です。データベース内の非システムユーザーは、大まかに機能によって以下のカテゴリに分類できます:ビジネスオブジェクト所有者ユーザー、アプリケーションデータベースアクセスユーザー、ツールユーザー、監視ユーザー、データバックアップユーザー、データベース管理ユーザー、テスト汎用ユーザーなどです。各機能のユーザーに対する命名規則は以下の通りです。
ビジネスオブジェクト所有者ユーザー
ビジネスオブジェクト所有者ユーザーは、データベース内のオブジェクトの作成やメンテナンスなどを担当します。この種のユーザーに対する命名ルールは「サブシステム略称 + data」です。例:サブシステムの略称が abs の場合、ユーザー名は "absdata" となります。
アプリケーションデータベースアクセスユーザー
アプリケーションデータベースアクセスユーザーは、主にデータベースへの接続とビジネスデータのアクセス・操作を担当します。この種のユーザーに対する命名ルールは「サブシステム略称 + opr」です。例:サブシステムの略称が abs の場合、ユーザー名は "absopr" となります。
ツールユーザー
データベース内には多くのツールユーザーが存在します。例えば、データ移行を行うユーザーなどです。移行ツールのタイプに基づいて命名することも検討できます。例:
kettle ユーザー、命名ルールは「サブシステム略称 + ktl」、例:サブシステムの略称が abs の場合、ユーザー名は "absktl" となります。
sqoop ユーザー、命名ルールは「サブシステム略称 + sqp」、例:サブシステムの略称が abs の場合、ユーザー名は "abssqp" となります。
監視ユーザー
データベース内には、専用の監視ユーザーを作成できます。名前は dbmonopr とします。
データバックアップユーザー
データベース内でバックアップ専用に使用されるユーザーです。命名ルールは「サブシステム略称 + bak」です。例:サブシステムの略称が abs の場合、ユーザー名は "absbak" となります。
データベース管理ユーザー
データベース管理ユーザーは DBA ユーザーであり、データベースの管理に使用されます。名前は "dbmgr" とします。本番データベースとテストデータベースを区別するため、テストデータベース内の DBA ユーザーを "testmgr" と命名することもできます。
テスト汎用ユーザー
テストデータベースでデータベース操作を行う、権限が高くテスト担当者が使用するユーザーです。命名ルールは「サブシステム略称 + test」です。例:サブシステムの略称が abs の場合、ユーザー名は "abstest" となります。