業務データ、リアルタイム分析、AIワークロード——これまでバラバラだったものをひとつのデータベースに。OceanBase AI Database 詳細はこちら -> ->

急成長するゲームに止まらないデータベースを

OceanBase は、ダウンタイムなしの自動スケーリング、強整合かつ高可用な分散アーキテクチャ、
高圧縮率によるストレージコスト削減、そしてマルチテナントによるリソース集約によって、
これらの課題に正面から応えます。

モバイルゲームアプリビジネスの特徴

モバイルゲームアプリビジネスは、他の Web 系サービスと比較して、次のような特徴を持っています。

急激なアクセスの増減

モバイルゲームでは、新規ユーザーの獲得と既存ユーザーの継続率向上のために、新機能や新たな商材を継続的に追加していくことが欠かせません。イベントや大型アップデートのたびにアクセスが急増するため、平常時とピーク時の負荷差が非常に大きくなりがちです。

複数タイトルの並行運営

ゲーム事業者の多くは、一つのタイトルだけでなく、複数タイトルを同時に開発・運営しています。それぞれが異なるライフサイクルと負荷特性を持つため、インフラの管理は必然的に複雑化します。

インフラ費用の最適化

ヒット作は数年単位の長期運営となるケースが少なくありません。運営が長引くほどインフラの固定費が積み上がり、収益を継続的に圧迫していきます。

モバイルゲーム運営が直面する課題

こうしたビジネス特性は、データベース運用の現場に具体的な課題として現れます。

01

大規模アクセス環境での安定した性能維持

モバイルゲームでは、イベントや大型アップデートのたびにアクセスが急増します。ピーク時にレスポンスが劣化すれば、ユーザー体験を大きく損ない、離脱につながります。どれだけ負荷が高まっても安定した性能を保ち続けることが、まず大前提として求められます。

02

手動シャーディングの負担

従来型データベースでは手動でシャーディングを行うことがあります。サービスを停止する必要性があり、アクティブユーザーの少ない深夜帯などに実施することが運用担当者にとって大きな負担となります。また、シャード数の拡張によるデータ再配置もデータ不整合や重大障害のリスクを伴います。

03

専用クラスターによるコスト・工数の膨張

タイトルごとに専用クラスターを用意する構成では、サーバー費用と運用工数が膨張しやすくなります。タイトル数が増えるほど、この負担は線形以上に膨らんでいきます。

04

ストレージコストの増加

アプリの寿命が長くなるほど蓄積されるデータ量は増え続け、データ保管コストが運営期間にわたって上昇し続けます。長期運営が前提となるヒット作ほど、この影響は無視できません。

OceanBase が提供するソリューション

これらの課題に対し、MySQL 互換の分散データベースである OceanBase は、アーキテクチャレベルから踏み込んだ解決策を提供します。

安定性:止まらないデータベース

OceanBase では、各パーティションが複数のレプリカを保持し、Paxosプロトコルによって合意を形成する構成を採用しています。これにより、RPO=0(データ損失ゼロ)かつ RTO 8 秒未満という高い可用性基準を実現し、障害発生時にも継続的なサービス運営を可能にします。

拡張性:ダウンタイムなしのスケーリング

シェアードナッシング構成を採用することで、従来のシャーディング型データベースが抱えていた複雑さを排除しています。水平方向・垂直方向、さらにはテナント単位でのスケーリングに対応し、必要なときに必要なだけリソースを増減できます。

アプリケーションは Proxy 経由で計算ノードに接続されるため、リソースの増減はアプリケーションに対して透過的です。つまり、スケーリングのためにアプリ側を改修したり、サービスを止めたりする必要がありません。

マルチテナント:一つのクラスターに集約

OceanBase は、1 つのクラスター上に数百のデータベースインスタンスをデプロイできるマルチテナント機能を備えています。テナント間のCPU・IO・メモリのリソースが分離されており、互いに干渉することなく安全に同居させられます。

複数タイトルやインスタンスを 1 つのクラスターに集約し、コンピューティングリソースをプール化することで、リソース全体の利用率を高め、過剰なリソースの保有を抑えられます。また、運用が1インスタンスにまとまることにより、DBAの運用コストも削減することができます。

データ圧縮:ストレージコストを大幅削減

LSM-Tree ベースの高圧縮率ストレージエンジンを搭載しており、ストレージコストを 70〜90% 削減できます。長期運営によってデータが膨らみ続けるモバイルゲームにとって、これは運営期間全体にわたって効いてくる大きなメリットです。

他社製品との比較

主要なデータベースカテゴリと OceanBase をアーキテクチャ・性能・運用・コストの観点で比較します。

カテゴリ
項目
クラウドネイティブデータベース
他社分散 DB
OceanBase
アーキテクチャ
タイプ
シングルライター+リーダーレプリカ
分散(Shared-Nothing)
分散(Shared-Nothing)
アーキテクチャ
スケーラビリティ
読み取りのみ(手動・15 ノードまで)
理論上無限(自動・性能制約あり)
理論上無限(自動・線形向上)
アーキテクチャ
一貫性
強いが単一ライター
最終+強整合混在(Raft)
強整合(Paxos)
性能
QPS
高い
スケール後に課題あり
高い
性能
複雑な SQL 検索
遅い
一般的
速い
運用
MySQL 互換
対応
対応
対応
運用
バージョンアップ
強制(影響あり)
調整可能
調整可能
運用
シャーディング
必要な場合あり
不要
不要
コスト
コンピュート
コスト
総コスト(大規模時)

クラウドネイティブデータベースは小〜中規模では扱いやすい一方、書き込みのスケールに制約があり、大規模化するほど総コストが高くつきます。他社分散 DB はスケーラビリティに優れるものの、スケール後の性能や一貫性の扱いに課題が残ります。OceanBase は、完全分散・強整合・線形スケールを両立しつつ、圧縮による低ストレージコストで、大規模運用時の総コストを抑えられる点が際立っています。

OceanBaseを導入するメリット

ここまでの特徴を、モバイルゲーム運営の現場目線で整理すると、次の 4 つのメリットに集約されます。

安定したサービスの実現

3 レプリカの分散アーキテクチャにより自動フェイルオーバーをサポートし、高同時接続・高負荷環境でも安定した性能を維持します。RPO=0、RTO 8 秒未満という災害復旧基準を満たすことで、イベント時のアクセス集中や障害発生時にも継続的なサービス運営を実現します。

インフラ運用の簡素化

データベース拡張時にサービスを停止する必要がないため、スケーリングに伴うユーザーへの影響をゼロにできます。また、複数タイトルを同一クラスターに同居させながらリソースを完全に隔離できるため、本番・ステージング・開発の各環境をクラスター 1 本に集約して運用することも可能です。

エンジニア働き方の改善

任意のタイミングでリソースを調整できるため、これまで負担となっていた深夜・休日対応が不要になります。手動シャーディングの設計・運用コストも排除され、運用チームはより付加価値の高い業務に集中できるようになります。

独自技術によるコスト削減

70% を超えるデータ圧縮率によってストレージコストを削減できるうえ、マルチテナントによるリソース利用率の向上で過剰なリソースを削減できます。長期運営タイトルの固定費に悩む事業者にとって、収益構造の改善に直結するメリットです。

移行から運用まで、万全のサポート体制

新しいデータベースへの移行は、技術的なハードルだけでなく「本当に移行できるのか」「移行中に
問題が起きたらどうするのか」という不安がつきものです。OceanBase では、こうした懸念に対し
て一気通貫のサポート体制を用意しています。

移行時のサポート

OceanBase のエンジニアが、実現可能性とリスクの評価から、移行完了後のメンテナンスまで伴走します。データマイグレーションでよく使われるツールも明示し、安心して移行を進められる環境を整えます。

移行にあたっては、CPU・メモリ・TPS/QPS・ディスク負荷をリアルタイムで監視し、クラスターのスケールイン・アウトに対して正確なデータを提供します。万一の異常時にはリアルタイムメカニズムによってロールバックも可能です。

さらに、データベース移管専用のプロダクトも提供しています。

  • OMA:既存の DB に対し、OceanBase への互換性を評価し、互換性レポートを作成します。
  • OMS:サービスを停止することなくデータ移行を実施できます。

本番保守・運用

本番稼働後は、24 時間・365 日体制でトラブル対応を行います。長期運営が前提となるモバイルゲームにおいて、止まらない運用を継続的に支えます。

移行サポート体制

導入事例

OceanBase は、数多くの大規模なゲームに採用されています。

NetEase

NetEase

世界有数のゲーム事業者である NetEase での導入事例です。大規模・高負荷環境における OceanBase の安定性とスケーラビリティが、どのように運用を支えているのかをご紹介します。

事例詳細