説明
ALTER INSTANCE ROTATE INNODB MASTER KEY ステートメントは、透過的データ暗号化(Transparent Data Encryption, TDE)を使用する際に、プライマリテナントのマスター暗号鍵を交換またはローテーションするために使用されます。このステートメントはパラメータを受け付けず、単一の機能、すなわち鍵のローテーションを実行します。
ALTER INSTANCE ROTATE INNODB MASTER KEY を実行すると、現在のマスター鍵に代わる新しいマスター鍵が生成され、新しいマスター鍵は設定済みのキーライブラリに安全に保存されます。古いマスター鍵で暗号化されたすべてのテーブルスペースのページ(またはデータ)は徐々に再暗号化され、新しいマスター鍵に切り替えられます。
制限事項と注意点
システムテナントではこのステートメントを使用できません
システムテナントは、ALTER INSTANCE ROTATE INNODB MASTER KEY ステートメントを使用してプライマリテナントのマスター暗号鍵を交換またはローテーションすることは許可されていません。
通常のテナントであれば、ALTER INSTANCE ROTATE INNODB MASTER KEY ステートメントを使用して、プライマリテナントのマスター暗号鍵を交換またはローテーションできます。
構文
ALTER INSTANCE ROTATE INNODB MASTER KEY;
パラメータの説明
| フィールド | 説明 |
|---|---|
| ROTATE | 古い鍵を置き換えるために新しい鍵を生成します。 |
| INNODB MASTER KEY | MySQLモードでInnoDBストレージエンジンが使用する主要な暗号化キーであり、データベース内のテーブルスペースを暗号化するために使用されます。 |
例
/* 暗号化方式を組み込みの透過的暗号化に設定します。*/
obclient> ALTER SYSTEM SET tde_method='internal';
/* 現在の暗号化方式の構成を表示します。 */
obclient> SHOW PARAMETERS LIKE 'tde_method';
/* 新しいマスター暗号鍵を生成します。*/
obclient> ALTER INSTANCE ROTATE INNODB MASTER KEY;