本記事では、OceanBase Migration Service(OMS)を使用してTiDBデータベースからOceanBaseデータベースのMySQLテナントへデータを移行する際の背景情報について簡単に説明します。
背景
OMSは、ソース側のTiDBデータベースからターゲット側のOceanBaseデータベースのMySQLテナントへのデータ移行プロジェクトの作成をサポートしています。構造移行、フル移行、増分同期などを通じて、ソース側データベースの既存業務データおよび増分データをOceanBaseデータベースのMySQLテナントへシームレスに移行できます。
TiDBデータベースは、オンライン取引処理とオンライン分析処理(Hybrid Transactional and Analytical Processing、HTAP)をサポートする統合型分散データベース製品です。TiDBデータベースからOceanBaseデータベースのMySQLテナントへの増分データ同期を実現するためには、TiCDCクラスタとKafkaクラスタをデプロイする必要があります。
TiCDCはTiDBデータベースの増分データ同期ツールであり、PDクラスタ(TiDBクラスタのスケジューリングモジュールで、通常3つのPDノードで構成される)を通じて高可用性を実現します。TiKV ServerはTiDBクラスタ内のTiKVノードであり、変更ログとして変更データをTiCDCクラスタにアクティブに送信します。TiCDCツールは複数のTiCDCプロセスを通じてTiKVノードのデータを取得し、処理後にKafkaクラスタへ同期します。Kafkaクラスタは、TiCDCツールによって変換されたTiDBデータベースの増分ログ情報を保存し、OMSが増分データ同期を実行する際に、Kafkaクラスタから対応するデータを取得し、リアルタイムでOceanBaseデータベースのMySQLテナントへデータを移行できるようにします。新規にTiDBデータソースを作成する際に、Kafkaデータソースをバインドしなかった場合、増分同期を行うことができません。
関連ドキュメント
OMSを使用してTiDBデータベースからOceanBaseデータベースのMySQLテナントへデータを移行する操作の詳細については、TiDBデータベースのデータをOceanBaseデータベースのMySQLテナントに移行するを参照してください。